購入したパーカーにはプリントが施されている事が多いです。
しかし自分が好きなデザインばかりではありません。
劣化とともに剥がれてくることもあるので、解決するためのキレイな剥がし方をご紹介しましょう。
おすすめのプリントの剥がし方
プリントされている部分は手やブラシで擦っても簡単には剥がれません。
だからといって強く擦ると当然生地が傷みます。
ではどのような方法が有効なのでしょう。
準備が簡単なアイロンと濡れタオル
この方法はいちばんオーソドックスと言える方法でしょう。
準備するものもアイロンとタオルなので家にあるもので始められます。
この方法のポイントは濡らしたタオルにプリント部分のノリを吸収させるというところにあります。
そうする事で余分なノリが生地に残らずキレイに仕上げられます。
たとえノリが残っている箇所があったとしても、何回か同じ作業を繰り返し少しずつノリを除去しましょう。
アイロン転写シートの活用
こちらのアイテムの本来の用途は、デザインをするために使います。
しかし今回はそれを応用して剥がす役割として使用します。
この方法はポピュラーな印象はありませんが、性質を理解し上手に使いこなせばとてもキレイに仕上げられます。
ただし、準備するものを間違えないように気を付けましょう。
材料を間違えてしまうとプリントを剥がせないだけではなく、パーカーの生地を汚してしまう可能性があるのです。
準備をする際は念入りに行いましょう。
ワッペンやアイロンシールのようなプリントに効果的なスチームアイロン
こちらも準備するものはアイロンと当て布のみと、シンプルな工程が魅力です。
ワッペンやアイロンシールのような熱を加えて貼り付けられたプリントは、再度熱を加えてノリが溶けることで剥がれやすくなります。
ピンセットなどを用意しておくと便利です。
ピンセットがあれば火傷防止だけではなく作業の効率化も図れます。
用意しなくてもできるだろうと思い作業に取り掛かると、やはり準備しておけば良かったと後悔する事もあります。
こういったノリの剥離作業は特に時間の事も考えなければいけません。
ノリが固まる前に作業を終わらせることを意識して取り組みましょう。
それがキレイに仕上げるポイントのひとつでもあるのです。
失敗しないための手順とコツ
この作業は高温の熱を使って作業を進めることになりますが、失敗すればノリや色がまばらに残り修復不可能になる可能性もあります。
慎重かつ丁寧に作業を進めましょう。
アイロン、濡れタオル法
まずタオルを濡らします。
濡れタオルを作ったら剥がす対象のプリントの上に置きます。
その濡れタオルの上からアイロンを当て熱します。
ノリが溶けるほど熱するので、プリント部分はピンセットで少しずつ剥がしていきます。
注意しなければいけないことは、パーカーが完全に乾いている状態でやる事です。
ノリを濡れタオルに吸収させる方法なので、アイロンの温度は高温が良いでしょう。
もしノリが残っていたら何度か繰り返し同じ作業を行い除去していきましょう。
アイロン、アイロン転写シート法
何も印刷されていないアイロン転写シートを用意してください。
そのシートを剥がしたいプリントの上にのせます。
アイロン転写シートは、プリントを貼り付ける際はアイロンで圧力をかけます。
しかし今回のようにプリントを剥がすのが目的の場合は圧力をかける必要はありません。
この方法には注意点があり、白・淡色生地用の「洗濯に強いアイロン転写シート」というものを用意します。
黒・濃色生地用の場合は剥がれない可能性があるので注意しましょう。
また、生地に染み込んでしまっているインクは取れないので無理に取ろうとしないでください。
生地を傷める可能性があります。
ワッペン、アイロンシールに効果的なスチームアイロン
剥がしたいワッペンやアイロンシールの上に当て布をします。
中温と高温で加減をしてシールの端の部分から熱していきます。
熱した部分は冷める前にゆっくり剥がしていきます。
ワッペンはシールタイプと比べてノリが多いこともあります。
そのため剥がれにくい場合はスチームを濡れタオルの役割として使います。
仕上がりのために気を付けるべきこと
熱を加え剥がした際にノリが残る場合があります。
1回で取り切れない場合は何度か同じ工程を繰り返して丁寧に仕上げていきましょう。
アイロンは高温なので火傷にも注意が必要ですが、パーカーの生地に与える影響も考慮し状態を確認しながら熱を加えていきましょう。
また、ワッペンやシールを剥がす際は圧力を加える必要はありません。
圧力を加えてしまうとアイロンが滑りノリズレを起こす可能性があります。
ノリズレとは、アイロンを滑らせたりすることで剥がす対象の物がズレてノリが取りづらい状況になる事です。
これだけの対処をしてもノリがパーカーに残ってしまった場合は、さらに濡れタオルを当ててアイロンをかけながら少しずつノリを除去していきます。
溶けたノリをタオルに吸収させるイメージで諦めずに続けましょう。
また、柔らかくなったノリをガムテープで取ることもできます。
丁寧に位置を確認しながら取っていかなければいけない事と、粘着面を繰り返し付けたり剥がしたりしなければいけないので生地が傷みやすくなってしまう事もあり得ます。
粘着面が強いガムテープを使う際は気を付けながら使いましょう。
それでも残ってしまった場合はどうすれば良いかというと、エタノールを塗布します。
この方法は最終手段として最後まで取っておきたい方法です。
なぜなら、エタノールの液体が生地を傷めてしまう可能性があるからです。
使うときは綿棒にエタノールを付けて慎重に取り除いていきましょう。
色落ちする事も留意し、事前に分かりづらい箇所で確認しておいても良いでしょう。
材料を揃える事と同じように事前に確認できることはやっておきましょう。
確認しながら作業を同時進行すると、思っているよりも焦りが生じたりして上手くいかない事もあります。
材料を揃える時に、念のため色落ち確認の場所を決めて自分で分かるように印をつけておいても良いでしょう。
効率よく思い通りのパーカーに仕上げる方法はあるの?
プリントを剥がす方法を知ってみると、思っていたよりも時間も手間も掛かるのだと分かります。
ここまでしても完璧な仕上がりを保証されているわけではありません。
それなら自分でオリジナルデザインのパーカーを作ってしまった方が良いのではないでしょうか。
剥がす手間が無いだけではなく自分好みのデザインに出来ます。この機会に検討してみてはいかがでしょうか。
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